取り組み
近年はバイオ燃料の需要拡大や異常気象の影響により、配合飼料の主原料であるトウモロコシの価格が高騰しています。したがって、配合飼料の購入価格も高騰しており、コストに占める飼料費の割合が大きい養豚経営にとってはかなりの負担となっていることから、食品残渣や国内由来の飼料等の利用拡大に取り組み、飼料コストの低減や生産性の向上、また、地域循環型農業を目指しています。
その取り組みの一つが、焼酎粕の飼料化です。
焼酎粕は産業廃棄物(廃酸物)としての扱いになるため、平成26年6月に宮崎県より産業廃棄物収集運搬業と中間処理業の許可を得て、排出業者より処理料をもらい、引き取ることが可能になりました。
県内の酒造メーカーより引き取った焼酎粕は、リキッドフィーディングシステムにより液状のまま豚の飼料として給餌しています。焼酎粕は豚の嗜好性に合い、とてもよく食べます。
また、飼料の主原料となっているトウモロコシなどの代替として飼料用米を利用し、自給率の向上に取り組んでいます。平成27年より、粉砕した飼料用米を試験的に給与し、今後さらに利用拡大していき、ブランド化を図っていきたいと考えています。
☆焼酎粕を活用した飼料化の流れ☆
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給 餌 飼料用米搬入・粉砕
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酒造メーカーにて
焼酎粕を集荷
レクストへ搬入 廃酸(焼酎粕)入れタンク
配合飼料(飼料用米)と混合 自家配合飼料と混合
各豚舎へ搬送