農場紹介

SPF豚認定農場

SPF豚とは

SPFとはSpecific(特定の)Pathogen(病原体)Free(無い)の略で、あらかじめ指定された病原体を持っていないという意味です。

わが国でSPF養豚が開始されてから、半世紀が経ちました。

そもそもSPF養豚は、豚の慢性疾病を排除し、健康な豚を飼育することによって経営を安定させることを目的に開発されたものです。日本SPF豚協会が定めている病原体も養豚の生産性を阻害するもので、豚を健康に育てるために排除すべきものです。

その中で、SPF養豚では単に生産性改善のみならず、そこで生産される豚肉が風味豊かで保水性に富み、豚肉独特の臭みがないため、豚肉が嫌いだった人にも喜んで食べてもらえることがわかってきたのです。

SPF養豚が豚の健康な発育を保証すると同時に食の安全確保と密接に連動しているため、それを知る食肉関係者および消費者の大きな支持を得ることができました。しかし、残念ながら、SPFポークに対する一般消費者の認知度はまだまだ高いとはいえず、これからの大きな課題となっています。

SPF豚認定農場産の豚肉にはこの認定マークのシールを貼ることができます。また認定農場の独自銘柄などに刷り込みプライベートシールとして使われていることもあります。

SPFポークは筋肉のきめが細かく、保水性も高いのでうまみを逃さず調理でき、加熱してあくが出にくく、冷めても固くなりません。また、臭みがなくて脂の質がよいのであっさりしていて、しゃぶしゃぶなど素材を活かした食べ方がおススメです。

このマークがついている豚肉は間違いなく認定農場産SPFポークです。精肉コーナーなどで見つけたら、ぜひ一度お試しください

 

「日本SPF豚協会」が規制対象にしている5つの病気

萎縮性鼻炎 鼻や上顎の骨の萎縮を起こし、発育遅延に繋がる。
豚赤痢 粘血下痢便が特徴の急性または慢性の豚の下痢。
オーエスキー病 妊娠豚では死産・流産、哺乳豚では嘔吐・下痢・けいれん等の症状を起こし、死亡するものも多い。
トキソプラズマ感染症 人畜共通伝染病の一種で、ヒトが妊娠した状態で初感染すると、流産などを引き起こす。
マイコプラズマ肺炎 呼吸器に症状が出る。乾性の咳など。細菌およびウィルスの二次感染を引き起こしやすい。

 

昭和50年代後半になるとSPF豚の有利性が徐々に理解されるようになり、SPF豚農場の数も増加し始めました。これにともない、自称SPF豚や無菌豚などの表示が豚肉販売店に目立つようになり、消費者の正しい理解を損なう恐れがでてきました。そこで、日本SPF豚協会は、「SPF豚農場認定制度」を創設することによって、SPF養豚の正しい理解と普及をめざすことにしたのです。SPF豚農場認定制度は平成5年に発足し、現在に至っています。(日本SPF豚協会ホームページより)

農場HACCP認定農場

農場HACCPとは

●HACCPはHazard Analysis Critical Control Pointの頭文字をとったもので危害要因分析(HA)必須管理点(CCP)といわれるものです。

●農場HACCPは農場の飼養衛生管理にHACCPの考え方をとり入れて、生産される畜産物の安全性の確保及び生産性の向上を図るためのものであり、危害要因の分析・評価(HA)を行い、個々の農場の状況に応じた一般的衛生管理プログラムや必須管理点(CCP)を決め、適切な飼養衛生管理に取組むことにより最終的な製品の危害汚染を防止しようとするものです。